amnos
□SxN+時々MxN=A+O
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S*Side
今、楽屋のにいるのはニノと俺の2人だけで他の3人は雑誌の撮影をしている。
俺たちは取り終えた組。
3人の帰りを待つ。
ニノは携帯ゲーム機に夢中、俺はそんなニノを見つめている。
少し眉根を寄せたり、口を尖らせたりと微妙な表情の変化があって、とても面白い。
「ねぇ、翔ちゃん」
「ん?」
不意にカチカチとなるボタンの音が止みニノが俺を見た。
「あのさ、翔ちゃんは好きな人いるの?」
「なに、急に」
もしかして、見透かされてる!?
「いや、なんとなくね…」
と、思ったがそうでもないみたいだ。
「ニノ、変だよ?」
それから、ニノは何も言わずまたゲームに夢中になった。
内心ビクッとしたが、どうにか平静を保てた。
「「おつかれー」」
やっと、3人が戻って来た。
「お疲れさま。長かったね?」
松潤に続いてリーダーが楽屋に入ってくる。
うん?一人いない…
「あれ、相葉さんは?」
「あー、べんじょべんじょって走っていったよ」
そそくさと荷物をまとめる松本潤に対し、リーダーは荷物が少なくほぼ手ぶらに近い状態でもう準備OKとゆう感じだ。
「あぁー」
「どうしたの、ニノ?」
「また、負けた…」
「さっきからずっとこの状態なんだよ」
何回負けたかわからないが、ゲームが得意なニノが手こずってるって事は相当、難しいらしい。
「珍しいね、ニノがゲームで苦戦するなんて」
バーンッ!と勢いよく開いたドアから相葉さんがこれまた勢いよく楽屋に入ってきた。
「よし、皆さん、帰りましょ!」
「さ、帰りましょ」
さっきまで項垂れていたニノだったが何とか気を取り直したらしい。