小説*(長編)
□願い
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〜小嶋SIDE〜
昨日の一件があってから
体が急にだるくなってしまって
無理言ってお仕事を
休ませてもらうことにした。
―なんで陽菜あんなことが
あったくらいで
落ち込んでお仕事休んでるんだろう。
自分に甘すぎるよね。
でも逆に周りに迷惑かけそうだし。
ピピピピ...。
計っていた体温計の
音が鳴る。
37.4分かぁ...微熱ってところかな....。
はぁ。
そもそもなんでたかみなのこと
好きなんだっけ。
いつから?
自分のことなのにわかんないし....。
誰か教えてほしい。
っていってもね....。
もういいや、
忘れよう。寝よう。
もう何もかもが分からなくなったから
寝ようと想い目を閉じる。
そして知らない間に夢の世界に.....
でもどんな夢を見たかは覚えていない。
でも......