兄さん誕生日2015 3
□誕生の証
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↓設定妄想してます。注意。
ルフィは5月5日。ゾロは11月11日。ブルックは4月3日。ウソップは4月1日。ロビンは2月6日。ナミは7月3日。サンジは3月2日。フランキーは3月9日。
これが、みんなのたんじょうびだ。ちゃぁんと覚えたんだ。おれ。誕生日は大事だって、みんな言うからな!生まれた、日だからって。
でも、おれの誕生日は、違うんだ。生まれた日じゃなくて、ドクターがおれを見て決めてくれた日。
だから、みんなみたいに、生まれた日じゃないんだ。
「なぁに、チョッパー。私だって違うわよ」
晩ご飯の前に、そう言ったら、ナミはくすくす笑っておれを見たんだ。
「ベルメールさんが決めてくれたのよ、私も。捨て子だったから」
「なぁんだ、それならおれもだ」
フランキーも豪快に笑いながら、おれにそういってくれたんだ。
「おれも親が教えてくれやしなかったうえに捨てられたからな!トムさんにつけてもらった!たしかな!」
それでも、大切だ。なんて言いながら、フランキーはコーラを飲んだ。ナミもうなずきながら、おれをなでてくれたんだ。
「誕生日決めてくれたってことは、それほど誕生がうれしかった、ってことじゃない?チョッパー」
「すぅぱーなことじゃねぇか!!」
おれは、さっきまでちょっと落ち込んでたけど、うれしくなっちゃったんだ。作ってもらった誕生日でも、本当に生まれた日と同じくらいうれしいんだって。変わらず祝ってもらって、いいんだって。
「そうだなっ、うれしいことだっ」
おれが頷いたら、ナミとフランキーは嬉しそうに笑って撫でてくれたんだ。
たんじょうびって、いいなっ。
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こう誕生日がついてたらいいなっていう妄想←