兄さん誕生日2015

□アンティーク
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ぷちっと食堂パロ。



「アンティーク」


いい感じの時計を骨董市で見つけた。そういや、店に時計がなかったな。そんなことを思い出しながら財布を取り出して、おれはすぐにその安い時計を購入した。


時計は、たぶんあいつらが気に入るデザインだった。古い、確かに古いんだが、小さく羊の船がぷかぷか浮かんでいるようなそんな船。懐かしさを覚える船だ。おれたちが最初に住んでたマンションのデザインとそっくりだったから。


「こりゃ気に入るぞ」


おれはうきうきしながら、食堂に帰った。反応?ご想像の通り、な。


「メリィィィィィ!!!!!」


「だあああああ!!!!!」


「サンジィィィ!!!!」


「飾りましょ」


「もちろんっ!!」


こうしてうちの食堂に新しい名物が完成した。このアンティークな、それでもずっと愛されるであろう時計は、住人と客に大切な時間を教えてくれるはずだ。


――
食堂パロの設定もっとこまかくしたいなぁ。

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