兄さん誕生日2015

□苦手なもの
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「肉ともやし炒め作るけどよ、お前ら、なんか苦手なもんあるか」

最初、バラティエから出たばっかりの時。おれはルフィとヨサクにバラティエを出て最初の料理を作る羽目になっちまった。まぁ、腹が減ってるなら食わしてやらねぇとな。たとえ、ナミさんに一番最初に食ってほしかったとしても。
ってなると、最初の料理。どうせなら好物でも出してやる方が喜ぶだろ。ってことで、そんな質問をしたんだ。そしたら、

「なぁんでも食うぞおれ!!サンジの料理なら!!」

どう思う。この返答。おれはこいつに会ってからまだ数日たつか経たないかくらいなんだが。なんでそんなにおれの料理に自信満々なんだ。確か、おれ、こいつに料理食わせたの一回だけだったよな。

「なんで、そんなに」

「だって、一回食っただけでお前の料理はすんげぇうめぇってわかったからなしししっ」

ルフィはにぃっと笑って分かったようなことをいった。じゃあ、仕方ねぇ。

「じゃあ、肉ともやしいため、承りましたっ!!!」

「やったぁ!!」

腰抜かすくれぇすんげぇうまい品、作ってやろうじゃねぇか。

――
せんちょが兄さんの料理に自信満々なのすき。

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