戦国恋詩
□プロローグ
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『・・・ウィト』
「お嬢様、どうなさいました?」
『今日は面倒で厄介な事が起きる気がする』
「……お嬢様の勘はよく当たりますから、本当に起こるかもしれませんね」
『あぁ、大事にならなければいいけど…』
めぐは唯の気のせいで終わるか気になったが、あえてその事を考えるのをやめた。
『ウィト、紅茶を淹れてくれるか?』
「かしこまりました」
めぐは不安を隠せないが、とりあえず大好きな紅茶を飲むことにした。
もし、何かが起きるとしたらどんな事がいいかを考えるようにした。
「お嬢様、紅茶をお持ち致しました。どうぞ、ごゆっくりお寛ぎ下さいね^ ^」
では、失礼しますとウィトが去って行った。
私は紅茶を飲んでリラックスしていた。
その時、ガシャーンと何かが落ちる音がした。
『…本当に起きたの?』
めぐは不思議に思いながらも部屋を出て、音のした方へ向かった。
この出会いが私達の運命を変えるなんて思いもしなかった……