戦国恋詩

□1話
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リビングにやってきたのは、ウィト。





「お呼びでしょうか?
…あの、お嬢様?この方達はどなたでしょう?
害虫より厄介な臭いがするのですが…」

『ああ。この方達は伊達政宗殿と片倉小十郎殿だ。過去からトリップして来た客人だ!
それから、2人の部屋と生活に必要な物を用意してくれ。』

「……御意。(ッチ、お嬢様に言われなかったらお前等を追い出せるのに!!)
伊達様、片倉様、私はお嬢様にお仕えしておりますウィトと申します。以後お見知り置きを。
(ボソッ 絶対にさせませんが、お嬢様に手を出した場合、貴方達を容赦なく狩りますので^^」

「あ、ああ(汗
これからよろしく頼む。」

「それでは、用意して参りますのでこれにて失礼します。」





執事がリビングから出て行った。





『うちの執事がすみません。
何故か男性には容赦なく毒舌になります』

「「ああ」」





2分が経った頃にウィトが再びリビングに来た。






「失礼します。
お嬢様、服のご用意ができましたが、どうなされますか?」

『別室で着替えさせるからそこに服を置いといてくれるか?
それが終われば、別室の扉の前で2人を案内してやってくれ。
その後は、持ち場に戻ればいい』

「御意」





今更だが、殺気出されてたのに普通におれた私が気にならんか?

それは、私が危険な事に巻き込まれそうになればウィトが来て守ってくれるからだ。

まぁ、それだけではないがな。





「成る程な。郷に入れば郷に従えという事か」

『そういう事ですね。
では、別室でウィトが用意した服に着替えてください。
居間を出ればすぐなのでウィトが扉の前で待っているはずです』

「OK!」

「分かった」





2人は別室へ着替えに行った。

数分して2人が戻ってきた。





「これでいいのか?」

「〜♪ 軽くて動きやすいんだな!」





こいつ等は本当に武将か?

そこら辺の男より男前でスタイルが良すぎないか?

あー、公衆の前にはでたくはないな。






「Honeyどうした?俺に見惚れたか?」





私はいつからお前のハニーになったんだ?

勘弁してくれ・・・

それに、片倉殿が複雑そうに見えるのは私だけか?





『本当に武将か?って思うくらい似合ってますね』

「Thank you!Honey、これで外に出ても可笑しくないんだろ?」

『はい。片倉さんも伊達さんも未来へようこそ!!
こちらに来てしまったのですから、奪える技術は奪っていってくださいね?
それでは、道場に行きましょうか』

「「ああ」」





めぐ達は道場へ向かった。






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