青の祓魔師
□注射
1ページ/1ページ
『お願い、一緒に来て』
えりちゃんが俺に頼み事をするなんて本当に珍しかった
「別に構わんけど何処について行けばいいん?」
『えっとね…』
「まさか結婚式場か
えりちゃんったら積極的やね」
『ちがう!医務室だよ』
「怪我?」
『ううん、注射』
じっくりと話を聞いていくと
えりは注射が大嫌いで注射をしなければならないのなら死んだ方がマシに感じるらしい
でも受けないのなら任務には行かせないと先生に言われたようで
『志摩がいたら頑張れると思うの』
「なるほどな」
こんな感じでついてきたは良いが
『や、やだやだ!!』
「はいはい、こっち向いて1秒我慢しぃや」
『死ぬ!』
「いつまでたっても任務行けへんよ?」
『それは嫌だけどこれも嫌!』
もうあれから1時間ずっとこんな状態です