立海大付属中学校放送部

□立海大付属中学校放送部の日常
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なんか憂鬱だ・・・。





しかも、わざわざ何で屋上に呼び出しなんだろう…?
教室で話せばいいのに。





「あっ・・・そうか。幸村君、って有名人か。」




思わず声に出てしまった。




女の子がキャーキャー騒いで五月蝿いもんね、教室じゃ・・。
そりゃ屋上にでも呼び出したくなるよ。

納得納得。






あ、幸村くんって幼馴染ん所の部活の部長さんだった気がするけど…どうだっけ?



もんもんと幸村くんに関する事を整理していく。




まぁ…面倒事は早く終わらせるに限る、かな。



   ガチャ





幸村「あっ・・・志波姫さん」




彩美「幸村君・・・?
ごめん、待たせちゃったね。」




屋上の扉を開けると、紺色のウエーブがかった髪をもつ男の子がいた。



この人が幸村くんか。


成る程。確かに綺麗な顔、してるわ。





待たせたみたいなのでちょっと申し訳なく、素直に謝った。




幸村「大丈夫。今来たところだから」




そう言い、朗らかに微笑んだ。
…どうやら優しい性格の男の子のようです。






彩美「ありがとう。…優しいんだね。」




幸村の微笑につられるようにへらり、と笑いながら返答した。






幸村「え・・あ、ありがとう・・・。」




幸村くんは少し目を見開きながら返答した。




…今の若干の間は一体何だろう。




彩美「それで呼び出したわけは…?」






幸村「あの、志波姫さん・・・」





少し恥ずかしそうに顔を赤らめる幸村くん。





ん?何これ・・。何このパターン。





何で目の前の男の子は私見て顔赤くしてんの!?






あれか・・・二次元大好きな女子が好きなキャラに告白されるとかいうシチュエーションなのか!?







・・・や ば い



私、実は二次元の男の子しか興味ないよ!?


こんなタイミングで告白されてmo・・・










幸村「俺、志波姫さんのことが好きなんだ!!」













 what??






この人は今何と・・・!?



恐れていた展開キタァァァァァァ!!!
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