Dream

□闇鍋やろうぜ!!
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-次の日-


『みんな食材持ってきたね?』

「ああ」

「ちゃぁんとね」

『あ、そうだエスカバ、Gはダメだよ?
Gなんて入れたらみんなにあの写真ばらまくから』

「なんでオレが持ってることになんだよ!!
ってか、それ入れるわけねえだろ!!
オレが食う可能性だってあんだぞ!!?」

『いやあ、エスカバ馬鹿だから入れっかな〜ってさあ』

「んだとこの大馬鹿野郎!!!」

「まあまあ、エスカバが馬鹿でいいじゃんか。
それで解決、ね?」

「なにが、ね?だよ!!」

「すまないが早くやらないか」

『ほんとだよエスバカ』

「誰がエスバカだとコラ!!!」

「ククッ、エスバカとか」

「テメエ黙ってろミネストローネ!!!」

「なんか言った?」

(ぞわあっ)

(いま、殺気が………)

「さあて、やろうか」

『うん、じゃあ電気消すねー』


カチッ


「「…………」」

『真っ暗だね』

「当たり前だろ」

「鍋に入れればいいのだな」

「ああ、そうだよ」

ポチャッ ポチャッ

『エスバカ、Gは入れてないね?』

「バカじゃねえ馬鹿。
入れてねえよ」

「思ったのだが、Gとはなんだ」

「言ったらいけない言葉かな」

「嫌われもんだよ」

『エスバカみたいにね』

「ふざけんな」

『よし、みんな取ってってー』

「Σ重っ!!?」

『え、なんかぐちゃぐちゃいってる』

「やけに滑るんだけど……」

「………」

『じゃ、じゃあ食べようか!!』

「食いたくねえ………」

「しょうがない食べよう……」

「じゃあオレから……」

ジャリッ

「Σ!!!??」

「え、ジャリッって……」

「あ、味しねえ………」

『ちょっと残しとこうか。あとで調べる。
にしても重くてジャリジャリして味しないとは……』

「え、じゃあ次オレ食べるね」

プチッ

「あ、これトマトかな?」

「それオレ入れた」

「エスカバにしてはまともだね」

「変なもんじゃねえところくらい感謝しろ」

『じゃあ次私ー………ってギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!』

「Σど、どうした!!?」

『ちょっ、いてえ!!!ってうわあああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!』
「Σ名前!!?」

『痛い痛い痛いッ!!!
足挟まれた!!足挟まれたああああああッ!!!!』

「ちょっ、電気付けろ!!」

カチッ

『ちょ、なにこれ!!!』

「キモッ!!!」

『顔面グロいよこれ!!
ってか、これ生きてるし誰持ってきた!!』

「ごめん、オレ持ってきた」

『ちょ、ミストレさん!!?
なに持ってきてんですか!!』

「ある実験したらなんか出来たから、食べれるかな〜って思ってさ」

『どんな実験だよ!!
そんな変な実験の所為で大変な目に遭ってるんだけど!!!』

「ごめんごめん、いますぐ殺るから」

『ほんとマジで頼む!!』

「はーい!!」

ドスッ

『………なんか、凄いもの見た気が…………』

「なあ、オレが食ったのってなんだ?」

「ああ、それもオレの実験で出来たやつ」

「お前はほんとなんの実験してんだよ!!」

『てかバダップ一言も喋ってないけど大丈夫ですか!!?』

「問題ない」

「そういえばバダップはなに食ってんだよ」

「蟹だ」

『えっ、誰だよそんなまともなの持ってきたの』

「オレだ」

「バダップが!!?」
「食べれるものを持ってきた」

『うわ、まともな人がいて嬉しい!!
ってことで、ミストレさん?』

「なに?」

『私と』

「オレに」

「「謝ることは?」」

「え、え、なに?;;」

『ミストレ、わかんない?』

(ぞわっ)

「えっ、名前、なんか怖いよ?;;」

『そりゃそうでしょ。
君の変な実験の変な物体の所為で、大変な目に遭ったんだからさあ』

「え、や、そのっ」

『というわけでミストレにはとっておきのお仕置きを』

「えっ、お仕置きって?;;」

『女装とか女装とか女装とか』

「ちょっ、ダメだよそういうことは!!」

『問答無用!!』

「だ、ダメ、うああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」



闇鍋やろうぜ!!



「そういえば名前はなに持ってきたんだ?」

『あ、私は出汁』

「は?そういうのいいのかよ」

『うん』

「なんだよ、食材じゃねえのかよ………」




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