00. お名前とサイト名をどうぞ。また、よろしければなにか一言。
Acid Rain管理人の栞葉朱那です! やり遂げられる自信無いけど頑張りますよ!← CPもジャンルもごちゃ混ぜです。毛魂と青エクが多いかもしれませぬ。てか多い←


ルール→六十五文字以内で描写。なるべく場面を思い浮かべられる描写で書き上げること。


句読点や鉤括弧含めた六十五文字でお送りします(´∀`) 覚悟はよろしいですか? よろしければドウゾ!!↓

















 01. 告白 65文字(しますぐ)
「拒まんで」
勝呂の腕を掴み、二度目の好きを言い放つ志摩。答えなんて決まっているのに言葉が出ないのは、何時もの笑顔が無いからなのか。
【青エク】




 02. 嘘 65文字(メフィ藤)
貴方の為なら虚無界を消してあげますよ――そう言って笑ったメフィストの顔面に渾身の蹴りを入れた獅郎は、「嬉しくねぇよ」と吐き捨てた。
【青エク】




 03. 卒業 64文字(しますぐ)
「もう俺は、絶対に泣かへん」
貰った卒業の証を固く握り締めて言った勝呂に、志摩は「はい」とだけ答えた。それ以外、何も言えなかった。
【青エク】




 04. 旅 64文字(しますぐ)
「一緒に逃げましょうや」
差し出された志摩の手と、向けられた眼差しは本気だ。しかし自分にはこの手を振り払うことも、握ることも出来ないのだ。
【青エク】




 05. 学ぶ 64文字(破屁)
ヘッポコ丸が本を読むのは、まだ自分が知らない世界を知る為だ。しかし破天荒は、世界よりまず俺を知れよ…と本を取り上げてキスをした。
【毛魂】




 06. 電車 65文字(パチ+天+屁)
ガタゴトと揺れる車内で、天の助が首領パッチに寄りかかって眠っている。その体をトゲが貫いているが、起きる気配も無いので放っておこう。
【毛魂】




 07. ペット 65文字(柔金)
俺にひどく従順な金造を『犬』のようだと廉造が称していたが、強ち間違いでもなかったから否定しなかった。金造は今日も、俺にべったりだ。
【青エク】




 08. 癖 65文字(破屁)
取り上げたナイフから血がポタポタ垂れる。ヘッポコ丸の腕からも血がポタポタ垂れる。「返して」と紡がれた弱々しい声に、俺は首を振った。
【毛魂】




 09. おとな 65文字(破屁)
吐きかけられた紫煙に咽せて咳き込む俺を見て破天荒は「お子ちゃま」と俺を貶して笑う。「子供じゃない」と反論しても、説得力は無かった。
【毛魂】




 10. 食事 64文字(雪燐)
「そろそろ中華にも挑戦しよっかなー」
得意気にフライパンを振るいながら兄さんが笑って言う。僕はそれを見て「なんで?」と聞いてみた。
【青エク】




 11. 本 64文字(火黒)
「火神くんは読書が嫌いですか?」
退屈そうに僕が読書するのを観察していた火神くんに聞いてみた。でも彼の返事は「別に」と素っ気ない。
【黒子】




 12. 夢 65文字(カイレン)
人になりたい――そう綴られた青い短冊を見て、カイトは己の心が重く沈んでいくのを感じた。レンの儚い願い。だけどこれは、叶わないのだ。
【ボカロ】




 13. 女と女 64文字(天+屁)
彼氏談義に講じていた二人なのだが、次第にその方向が危うくなってきていた。
「破天荒と首領パッチってどっちが巧いのかな?」
「さぁ?」
【毛魂】




 14. 手紙 65文字(野宏)
届ける度胸も無いくせに、飽きもせずまたヒロさんに文を綴る。きっと待っていてはくれないだろうあの人の笑顔を思い出して、ペンを取った。
【純ロマ】




 15. 信仰 65文字(狐←頼)
狐面の男の手の甲に恭しくキスをした頼知は、その手を持ち上げたまま「貴方が俺を捨てるまで、お供します」と誓いの言葉を述べ、微笑んだ。
【戯言】




 16. 遊び 64文字(志+勝)
志摩が勢い良く蹴り上げたボールが太陽めがけて飛んでいく。それを追い掛けてキャッチすると、「さすが坊!」と太陽みたいな顔で笑った。
【青エク】




 17. 初体験 63文字(ハレ+OV)
並べられた手料理を口に含んで、ハレクラニはピタリと固まった。
「どうした?」
「いや…これが庶民の味なのか、と」
「殺されてぇのか」
【毛魂】




 18. 仕事 64文字(雪燐)
「必ず帰ってくるから」
そう言ってコートを着込む雪男は、祓魔師の顔をしてる。その背を見送るしか出来ない事が、オレはもどかしかった。
【青エク】




 19. 化粧 64文字(マ明)
マオさんが鼻歌混じりに化粧してる。これからのライブが楽しみで仕方ないんだろう。その気持ちは俺も同じ。重なる鼻歌が何よりの証拠だ。
【喪服】




 20. 怒り 61文字(しますぐ)
まるで癇癪を起こした子供のようだと自分を客観的に評価しながら、志摩はまた勝呂を殴った。振るった拳よりも、心がひどく痛んだ。
【青エク】




 21. 神秘 65文字(ソフ屁)
ビュティ達と雪遊びに興じているヘッポコ丸を見て、ソフトンはそのまま雪に攫われてしまいそうだと思った。妄言などではなく、ただ純粋に。
【毛魂】




 22. 噂 64文字(舐屁)
「バブウに遊ばれてたんだろ?」
面白いぐらいに跳ねる肩は、図星の意。半信半疑が確信に変わった瞬間だった。オレは笑って手を伸ばした。
【毛魂】




 23. 彼と彼女 62文字(友僕)
「いーちゃんは、ずっと僕様ちゃんと居てくれるんだよね?」
「当たり前だろ」
そう即答すれば、《死線の青》は優しく微笑んだ。
【戯言】




 24. 悲しみ 64文字(柔+金)
「柔兄? 泣いとるん?」
小さな肩に頭を埋め、ただ泣いた。兄が死んだ悲しみを、こんな幼い弟にしかぶつけられないなんて、どうかしてる。
【青エク】




 25. 生 65文字(ヘッポコ丸)
母の隣で小さな寝息を立てる妹を見て、何故だか涙が込み上げてきた。生きてるんだ。こんなに小さいのに、息をしてるんだ。俺の、妹なんだ。
【毛魂】




 26. 死 65文字(柔金)
「俺、柔兄の為やったら死ねるんやで」
そう言って無謀にも上級悪魔に突っ込んでいく弟を止められず、俺は赤く腫れ上がった足を殴りつけた。
【青エク】




 27. 芝居 65文字(しますぐ)
「もう、馴れ合いなんかしまいや」
俺を見下して吐き捨てた志摩に、いつもの柔らかな笑みはない。張り付いているのは、氷河のような冷笑だ。
【青エク】




 28. 体 65文字(ボ+天)
退屈だったから天の助の手を引きちぎってみた。途端に絶叫が響き渡る。毎度思うんだが、何で心太のくせに痛覚があるんだ。謎すぎるんだが。
【毛魂】




 29. 感謝 65文字(破屁)
「ありがと」とヘッポコ丸はぶっきらぼうに破天荒に告げた。ビュティに治療されていた破天荒はそんな彼を見て「は?」と眉を寄せて言った。
【毛魂】




 30. イベント 64文字(しますぐ)
協会の鐘が厳かに鳴り響く。その音を背に、志摩は勝呂に口付けた。誰もいない、二人っきりの結婚式。それでも二人は、確かに幸せだった。
【青エク】




 31. やわらかさ 63文字(ボ破)
「もっと人としての柔軟さを身に付けたらどうだ?」
「余計なお世話だ」
吐き捨てて、すっかり温くなった酒をグイッと煽り、息を吐いた。
【毛魂】




 32. 痛み 64文字(零僕)
これがお前の望んだ結末かよ――ナイフを握って、安らかな顔で眠る欠陥を見て、オレは心臓が握り潰されるような錯覚を覚え、ただ泣いた。
【戯言】




 33. 好き 65文字(破←屁)
伝えたい言葉が吐き出せないのは、誰しもが抱えているジレンマだ。ヘッポコ丸は、今日も破天荒に「好き」と言えなかったことを悔いていた。
【毛魂】




 34. 今昔(いまむかし) 65文字(ポコ→屁)
「これからはポコミが、お兄ちゃんを守る」
驚いて涙に濡れた目を見開いたお兄ちゃんを、私は強く抱き締めた。
【毛魂】




 35. 渇き 65文字(イザシズ)
「ムカつくよ」
どれだけキスしたって、どれだけ抱いたって、俺は何度もシズちゃんを求めてしまう。満たされない欲望は、俺を狂わせるんだ。
【Drrr!!】




 36. 浪漫 65文字(破屁)
「全裸に靴下だけってのは誰もが興奮するもんじゃね?」
至って真面目な顔でそう問いかけてきた破天荒に、俺は側にあった花瓶を投げつけた。
【毛魂】




 37. 季節 63文字(天屁)
凍えるお前を暖めてやれないこの身が恨めしい。北風に当てられ揺れる俺の体に、体温なんてものは存在しない。心太であるが故の宿命だ。
【毛魂】




 38. 別れ 65文字(破屁)
行かないで、なんて女々しいことは言わない。破天荒の重荷になるぐらいなら、騙していた方が良い。「いってらっしゃい」と、笑顔で告げた。
【毛魂】




 39. 欲 65文字(しますぐ)
脳内に鳴り響く警報。これ以上求めるなと、本能が告げる。けど…。
「志摩ぁ…」
濡れた瞳で見つめられてしまえば、我慢なんぞ出来んかった。
【青エク】




 40. 贈り物 65文字(破屁)
差し出された指輪を穴が開く程見つめていると、不意に抱き締められた。
「これからも、宜しくな」
「え…?」
「分かるだろ?」
「…分かるよ」
【毛魂】


















文章修行家さんに40の短文描写お題




どうもお疲れ様でしたー!! いやはや、難しかったですわ(^q^) 六十五文字って意外にも少なくって、とても四苦八苦させられました。いやしかし、良い修行になりました!!

これから小説を書く時、もしかしたらこのお題で書き上げた文章を引用することがあるやもしれません。いや、書いてるうちに使いたいのがちらほら出来ちゃって← もし見付けたら暖かい目でスルーしてください(^q^)←





お題配布サイト→文章修行家さんに40の短文描写お題





お題完全消化→2011/10/13
栞葉 朱那

[TOPへ]
[カスタマイズ]




©フォレストページ