兎狩り ｓa
□＋１
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S*side
今日は向こう側のミスで、
ロケが中止になった。
…そう言えば起きてから
何も食べてなかった。
腹もちょうどすいてきたころだし、
コンビニで弁当でも買おう。
そう思って家を出た。
人通りのない裏道を通って歩いた。
今日はいい天気だなぁ…
メンバーは今頃何してんのかな〜
にのは…きっとゲームだろうな…
どうでもいいことを考えながら
ちょうどビルの路地に差しかかろうと
した時、視界の奥の方で喚き声が聞こえた。
しばらく目を凝らしていると、
ぼやけていた視界がだんだん
はっきりしてきた。
数人の男が女をバットで殴っていた。
見てられなくてその中に飛び込み、
思わず男を後ろから蹴り飛ばした。
「うぉっ!?いって!!!何すんだよ!!」
その後に拳がとんできたけれど
軽くかわした。
よけられてしまった相手はふらつきながら
俺をにらんだ。
よく見ると２０代半ばくらいの若い男だ。
「お前ら何やってんだよ!離れろよ!!」
そう言ってふらけた男からバットを奪い、
残りの奴を片っ端から殴った。
しばらくの間は殴り返してきたけど
さすがに体力が尽きたのか、
バットを投げて逃げて行った。
_____あ!そういえば殴られてた女性…!
____________!?
振り返るとそこにいたのは
女性ではなかった。