過去拍手

□アサリと聖職者Ver4
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変態×骸 vs 天然



『むっくろー!』

クハッ!

なんでこんなに可愛いんでしょうねこの子

僕の姿を見つけてとたとたと走ってきた僕の彼女

ギュ、と僕の腰に抱き着く

鼻血が…←

「なんでしょう?」

鼻血をこらえて彼女に聞く

『今日ねーバレンタインでしょ?チョコがだーい好きな骸にはいっ』

僕から離れて僕に可愛くラッピングされているそれを差し出す

クハッ…

さりげなく上目使いとはやりますねこの子は…

『どーしたの、骸…もしかして…いらないい?』

しゅんとうつむいた彼女に慌ててフォローする

「い、要らないわけないじゃないですか!貰いますよ?」

俯いた彼女に犬耳が見えた気がするっ

というより幻覚ですかね?

『よかったぁ…』

安心している彼女を見ているとムラムラしてきた

押し倒してもいいですかね?

許されますよね…なんたって恋人なんですから!!


ドサッ


『骸…?』

不安げに見つめる彼女

ああ、啼かせたい

チュ、と額にキスを落とす

『あ、なぁんだ骸おなかすいてたの?』

「は?」

それならそうと言ってくれたらよかったのに、と彼女は僕の腕から抜け出した

『チョコ私が食べさせてあげるね?』

こてんと首をかしげた彼女に僕はとうとう鼻血を撒き散らした

「ブハッ……?!!」


一生懸命包装したであろう包みをはがした彼女は鼻血を出している僕にこう言った


『あれ、骸もう鼻血出すほどチョコ食べてたの?』


そういった彼女はティッシュを取り出したのだった





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