過去拍手

□アサリと聖職者Ver4
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ドS×雲雀 vs ツンデレ



なんなのこの子

こんなに必死になってチョコを僕から守るなんて

『ちょっ…それ以上近寄るなっ!!』

「なんで、そのチョコ僕になんでしょ?」

『うっ…』

そうさっきいきなり僕のところに来てやっぱり駄目だとか言って帰ろうとするから

出口をふさいで部屋に閉じ込めて出れなくして問い詰めてるのになんでこの子はあきらめないの?

「よこしなよ、それ」

『だめだっ』

追いつめても追い詰めてもこの子はどうにかして僕から逃げる

でももう追いかけっこは…

「…飽きた」

『は?』

ずかずかと歩いて行って角に追い詰める

『やだっ…!』

するりと逃げようとするこの子の腰に腕を回して拘束する

『なっ…?!離せっ』

「いやだね」

ジタバタするこの子をソファの上に投げる

『きゃっ…』

小さく悲鳴を上げたこの子の顔をあげる

もう逃げられないことを悟って青ざめる顔

いいね…もっと追い詰めたくなってくるよ

「ねぇ、選ばせてあげる」

一筋の希望に少しだけ顔色が戻る

「僕とここでいい子とするか、おとなしくそれを渡して…いや、僕に食べさせてよ」

どっちみち僕からは逃げることのできない選択肢に彼女の顔色が青くなる

「早く、答えないと犯すよ」

『っ…、分かったよ!恭弥に食べさせるほうを選ぶよ!』

「ふん、最初からそうしてたらよかったのに」

ポス、と彼女の隣に座る

「まだ?」

『あ…うん』

恥ずかしそうにラッピングを解いてチョコを取り出す

細い指でチョコをつまんだところで指は止まった

『やっぱ、無理…』

真っ赤な顔で震える彼女

襲いたい…

「そう・・・」

彼女の手首をつかんで彼女が持っているチョコを指ごと口に含んだ

『なぁっ……!!』

指を引こうとする彼女の手首はがっちりと掴んで離さない

ちゅく、といやらしい音を立てて指をなめてから出す

「御馳走様、おいしかったよ。チョコも君の指も…ね」

いやらしく笑うと彼女はそっぽを向いた

そんな彼女の腰に腕を回してひきつけて真っ赤な耳に口づけた




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