965小説


□嫉妬は醜いでしょうか?
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「お、おいっ、黄瀬!」

笠松さんの声がどこか遠くで聞こえる気がする。


「黄瀬!痛いって!」


ああ、うるさい。

痛い?

そんなの知らないっスよ。

俺の方が、何倍も心が痛むっていうのに。




ガチャ


「き、黄瀬?」


この人には俺の恋人であることを自覚させなきゃ、また何かされるなんて堪ったものじゃない。


「黄瀬?わっ、な、何!」


ずっと黙っていた俺のいきなりの行動に驚いてる。
まあだから何?って思うけど。



「おい!これ外せ!」


両腕をひとくくりで縛ってやれば外そうと必死にもがく。
その度にベットがぎしぎしと鳴る。


「わっ、何すんだ黄瀬!」


ああ、いつ見ても綺麗で惚れ惚れしてしまう笠松さんの太股。

俺の所有物の印を付ければ綺麗に花が咲いたように見える。

一つ、また一つ。


所々に咲いた赤い花はなんと美しいことか。


「き、黄瀬…?」


そんな脅えた目で見ないで下さいよ。


ますます俺の手中に収めたくなる。


「あ、なに!いき、なり!」


なんの反応も示していない萎えてる笠松さん自身をくわえてやれば一気に笠松さんは反応をしてくれる。


「ひゃっ、やだ!汚っ!あ、きせ…!」


あ、そういえば部活の後だから2人共汗だくなんだっけ。
ま、今はそんなちっぽけなこと気にする余裕なんてこれぽっちもないけど。


「んぅ、あ、あぅんっ、ひっ!」


先端を強く吸ってやれば甘い声が笠松さんの口から零れる。


「あ、イっ、イっちゃう…!きせっ!」


もうイっちゃうんですか?相変わらず早濡ですね。

そう言ってやりたいけどそれは今度でいいや。


「ふぇっ!な、で?」


イきそうになったところで口が離れたから戸惑ってる。

はは、そんな目したってイかせませんよ?

そういえばファンの子から貰ったプレゼントの中にリボンが付いてるのがあったな。
それを使おう。


「…?」


お、笠松さんに似合いそうな赤いリボンだ。


「き、せ?」


きゅっと笠松さん自身をきつく結ぶ。


「ふぇっ!なにっ、して!」


説明しなきゃ分かんないんだな。やっぱり笠松さんは鈍感だなぁ。


「何って、自分のしたこと分かってないんスか?」


先輩の白い肌には赤がよく映える。


「あ、あれはっ!」


あ、分かってたんだ。じゃあ尚更お仕置きはしっかりしなきゃ。


「あれは笠松さんにも原因はありますよ?」

「で、でもっ!」


ああ、言い訳っスか?
そういうの俺大っ嫌いなんだけどなぁ。


「ひっ!」


俺の唾液で濡らした指を笠松さんの中に入れていく。

「ふあん、あ、やっ、んくっ」


こういう行為は何回かしてるけどやっぱり笠松さんの中は狭い。
俺は酷い奴じゃないからしっかり慣らしてあげる。


「ひあん!そ、こ、やらぁ!」

「やじゃないでしょう?笠松さんの中こんなに締めつけてますよ?」


前立腺を擦ってあげれば一層高い声があがる。


「そ、こばっかり、やら、イっちゃ!」

「イけるんですか?この状態で」


つ、と笠松さん自身を触ればひっ、と苦しげな切なげな声があがる。
その声に興奮してしまう。


「じゃ、入れますね」

「え…?や、やだっ、黄瀬っ!」


一気に自分の自身を笠松さんの中に入れていく。


「あ、ひゃあああああ!!!」


すると笠松さんは体を痙攣させた。
急に締め付けてきてもっていかれそうになったけど我慢。


「や、だっ!こん、なのっ、黄瀬!あっ!」


前立腺を擦ってあげれば一層甲高い声があがる。
中が絞まって気持ち良い。


「あっ、ひあ、き、せぇ…い、イきたっ、」


そんなに気持ち良いんだ、腰振り始めちゃって。


「じゃあ先輩、言うことあるでしょう?」


分かりますよね?
と笠松さんの耳元で囁いてあげれば体を小刻みに震わせ始めた。


「……ぃ…」

「ん?何か言いました?」


俺はこんなにもSだっただろうか。


「あっ!ひっ、」

「ちゃんと言ってくれなきゃ俺分かりませんよ?」

「ひあん!う、ごくなぁ…!」


先輩の乱れる姿が綺麗で、愛しくて堪らない。

本当に、どこかに閉じ込めて誰にも見られないようにしておきたいぐらいだ。


「ふぇ、き、きせぇ…!」


あ、とうとう泣き出しちゃった。


「おねがっ、い、イかせてっ!」

「だからさっき俺言ったじゃないっスか、先輩言うことあるでしょう?」

「あ、ふぅ、ぅ」


だんまりしちゃった。
そんなに自分は悪くないって言いたいんだ。

どこまでも頑固だなぁ。


「ひあっ!やだっ、ふ、ふかっ!」

「別に先輩がイきたくないなら謝らなくてもいいんですよ」


ああ、そんな怯えた小動物のような目を俺に向けないで下さいよ。

ますます苛めたくなる。


「いやぁ!!さ、わんなっ!」


イきたくてもイけない笠松さんの自身を触ってあげれば壊れたように喘ぎ声を出し始める。


「あっ、ひあ、や、あ、や、ら、やらぁ…!きせ、きせぇ!」


そんな姿の笠松さんも愛しくて仕方がない。


「あ、やまる、からぁ、ふぇ、やめ、てぇ!」


とうとう頑固も何も無くなったな。


「わ、わる、かった!だ、からっ」

「悪かったじゃあダメですよ、謝る時はちゃんとごめんなさいでしょう?先輩」

「あ、ふぇ、ご、ごめ、なさ、いっ!ひあっ!」

「よくできました」


笠松さんの自身を縛っていたリボンをゆっくり解いていけば、


「あ、あああああああ!!!」


たまっていた精液を笠松さんはぶちまけ始めた。


「ふぇ、やら、止まんなっ!」


終わりがないみたいに笠松さんの自身は精液を出し続ける。


「いやっ、黄瀬っ!うご、いちゃ、ひあっ!」


俺もそろそろイきたいし、笠松さんの奥を突き始める。


「また、イっちゃ、あっ!」

「いいですよ、一緒にイきましょ?」


最後に勢いよく笠松さんの奥を突いてあげれば、おもいっきり絞めつけられて俺はイった。












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