禁書目録

開設記念SS
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ここは学園都市の男子寮の一室。

その寮のとある部屋から騒がしい声が聞こえてきた。

「ダーメです。ぜーったいに許しません。」

ものすごい形相で手でバツ印を作るのは、ツンツン頭がシンボルマークの上条当麻。

「なんでよ?いいじゃない。」

その横で残念そうに肩を落とすのは、栗色の髪の毛が特徴の御坂美琴。

この2人はすでに彼氏彼女の関係。
思いが通じてすでに半年以上経っている。

そして今2人はもめていた。
それは何故かって…

「なんで一緒にお風呂入れないのよ。」

「何でもなの。」

そう。お風呂に一緒に入るか入らないかでもめているのだ。

「いいじゃない、一緒に入ったて。」

「美琴が良くても俺が駄目なの。」

「なんで駄目なのよ。私と一緒にお風呂入りたくないの?」

「そ、そりゃ入りたいです。」

「ならいいじゃない。」

(そりゃ俺だって入りたいけど…中でも理性が持つかわからないし…)
「ねぇ当麻。理性がなんて思ってるんでしょ。」

「ああ。だって風呂場の中で美琴襲っちゃうかも知れないんだぞ。」

「私は…別に襲われても大丈夫だから。」

美琴の上目使いに上条は弱い。

(うっ…そんな目で見られたら。)

「ねぇ、いいでしょう。」

「これは上条さんの完敗です。分かった一緒に入ろう。」

そう言うと美琴は満面の笑みを浮かべる。

「やった〜。エヘヘ。」

(俺の理性はいつまで保つんだか…)

このあとお風呂で上条さんが美琴さんを襲ってしまうのはまた別のお話。


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