オリジナル小説 短編
□こんなに好きになるなんて
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「ゆーーーーきーーーーはーーーーるーーーー」
…また来たよ
「ゆきはる、今日も相変わらず変な顔してんな」
「それはこっちの台詞だ」
俺は大野雪陽(オオノユキハル)中学3年生。
「は?存在が汚いんだし」
「お前は地球にいることが間違いなんだ」
さっきからやたらに訳わからない話題を振ってくるのは高梁瑞貴(タカハシミズキ)
中学に入学してから友達になった。
とにかくあいつは意味不明なことを言うことが多い。
あとダル絡みも多い。
いちいちツッコミをいれるのも大変だ。
なら入れなきゃいいじゃんって思うでしょ。
でもなぜか入れたくなるんだ。
不思議だ。
まあ腐れ縁みたいなものなんだ。
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