海のような君へ

□海のように
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「テイルモン?」

夕暮れ近くで一人、何かを探していたテイルモンを見つけた。

「あ、鈴」

「テイルモン一人なの?
ヒカリちゃんは?」

「ヒカリなら、京と一緒にいるわ」

「なにか…あったの?」

私はテイルモンからホークモンに起こったでき事を聞いた。

「…そっか、それでヒカリちゃんとテイルモンが残ったんだね」

「ええ、そうよ。
そろそろ戻るつもりだけど……鈴も一緒に来るでしょ?」

「そのつもりだよ」

私はテイルモンと一緒に、ヒカリちゃんと京ちゃんがいる場所に向かった。

その途中でヒカリちゃんがやってきた。

「鈴さん!!
来てくれたんですか!?」

「うん、光子郎君にこの辺りに行けばいいって教えてもらったからね。
私も…手伝うよ」

「ありがとうございます」

「京ちゃんとホークモンは?」

「大丈夫です。いまは…二人だけにしようと思って」

「そっか…」

それから少しして私たちは京ちゃんたちの所に戻った。

毒消し草を食べたホークモンは元気になったみたい。

「よかったね、元気になって」

「はい、どうも心配かけました」

安心していたその時、大きな音が聞こえた。

「なに、この音」

機械音みたいなものが聞こえてきた。

私たちはその音が聞こえる方に向かった。

「なにあれ…」

「きっと……あれがデジモンカイザーの基地なのよ…」

「やっぱり、空を飛んでたんだわ」

「京さん…ビンゴですね」

「うん…」

空にカイザーの基地が浮かんでいる……

「あ、鈴お姉ちゃん!!来てくれたんだ!!」

デジモンカイザーの基地が去った後、タケル君たちがやってきた。

「うん、私も手伝えることがあると思って」

「ありがとう!!」

「それより……これからどうします?
一応カイザーの基地は見つけましたが…」

「朝になってからカイザーの基地を探索いた方がいいかも。
夜は暗くて見にくいし」

「鈴さんの言うだな…
みんなもそれでいいか?」

大輔君の言葉にみんなが頷いた。

森の中にある木の実を食べ、その日は休むことになった。






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