海のような君へ

□共に闘うこと
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その時、耳触りの音が聞こえた。

嫌な音に私たちは耳をふさいだ。

「な、なにこの音…!!」

後ろを振り向くと蜂みないなデジモン、フライモンがいた。

フライモンは毒針を私たちに向けて、何度も放った。

でもパタモンは避ける際に、羽根にあたってその場に倒れてしまった。

「パタモン!!!」

「ブイモン行くぞ!!」

「おう!!!」

「ホークモン行くわよ!!」

「はい!!」

大輔君と京ちゃんがデジメンタルアップと叫び、アーマー進化をしたけど………

フライモンが嫌な音を出して、私たちはまだ耳をふさいだ。

音が止んだ後タケル君が足元を見ると……

「あ、パタモン!!!」

そこにいるはずのパタモンがいなかった。

「あ、見て!!フライモンの足に!!」

フライモンがパタモンを捕まえて飛んでいる。

タケル君がフライモンの後を追いかけて行く。

それに大輔君、フレイドラモン、ホークモンも追いかけるが……その前にメタルグレイモンが立ちふさがった。

「メタルグレイモン!!!」

メタルグレイモンの方にはデジモンカイザーが……

デジモンカイザーは掴まっているパタモンにイービルスパイラルを見せつけた。

「ついさっき2個目ができたばかりでね。
君にはボクの偉大な研究を手伝って貰おうと思ってね」

「い、いやだ!!!」

パタモンがフライモンの足の中で暴れている。

フレイドラモンが助けに行こうとするが、パタモンとカイザーの距離が近すぎてた助けにくい。

「なにやってんだよ!!!
見てるだけじゃあ、パタモンを助けられない!!!」

「見てるだけだと!!!」

ケンカを始めたタケル君と大輔君。

「アンタ達こんな時にまでケンカしないでよ!!!」

京ちゃんが二人のケンカの仲裁に入る。

そんな中デジモンカイザーはそんな二人を見て嘲笑っている。

「……鈴」

「ミヨモン…」

「進化、するよ。僕
今ならデジモンカイザーの隙を作ってパタモンを助けられるかもしれない」

「………そうだね……」

私は腕からミヨモンを離し、デジヴァイスを持った。

「行くよ、ミヨモン!!」

「うん!!」

デジヴァイスから光を放ち、その光がミヨモンを包んだ。

「ミヨモン 進化_____!!!」






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