海のような君へ

□そんな僕たちに
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「鈴!!あそこ!!」

腕に抱えていたミヨモンが叫び、空を見上げる。

空高くにエアドラモンの上に立っているデジモンカイザーがいた。

「デジモンカイザー…」

「違うよ!!エアドラモンの口!!」

ミヨモンに言われて、見てみれば黄色いなにかが見えた。

「あれは………まさか……!!」

「そのまさかだよ!!」

「太一の……アグモン………」

デジモンカイザーはアグモンでなにをするつもり……?









私は時折空を見上げながら、デジモンカイザーの後を追った。

そして………

デジモンカイザーの基地らしき場所を見つけた。

「基地、なのかな……?」

「一時的にいるだけなのかも」

「とりあえずアグモンを助けないと……」

「うん」

気づかれないように私たちは排気口の中から侵入する。

「狭い……」

「鈴、文句言わない」

「分かってるけど……」

「あ、出口だよ鈴」

出た場所は、薄暗いところだった。

「なんか…薄気味悪い場所だね……」

「うん……ねぇ、ミヨモン」

「なに?」

「声……聞こえない?」

「声……?ううん、僕には聞こえないよ」

「じゃあ…気のせい……」

「それよりアグモンを探そうよ」

「そう、だね……」






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