海のような君へ
□目覚めない君は
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今日、俺は大輔たちを呼んだ。
ホントなら今日もデジタルワールドに行くはずだったが、どうしても確かめたい事があった。
「太一先輩!!」
「おう、やっときたか」
大輔がやってきて、後ろからヒカリたちが歩いている。
「あれ?ヤマトさんも?」
「それに空さん」
「光子朗さんに丈さんも…」
俺のほかに、ヤマトや空、それに光子朗と丈もいるから大輔たちは驚いている。
「お兄ちゃんも来たんだ」
「当たり前だろ」
みんながここにいるのは、俺と同じで大輔に確認したい事があったから。
「お兄ちゃん、みんな揃ったからそろそろ行こうよ」
「そうだな」
「どこに行くんすか?」
「行けば分かります」
光子朗の言葉に俺やヤマトは頷く。
俺たちは目的の場所に向かって歩き始める___
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