海のような君へ
□そして新たな戦いだった
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「…………ありがとう、助けてくれて」
私の腕に中にはミヨモンがいた。
ウィングモンの進化したあの時、オーガモンについていたイービルリングを壊し、ダークタワーを壊した。
デジモンカイザーはいつの間にかどこかに立ち去っていた。
どうして進化できたのか、持っていなかったはずのデジヴァイスをどうして持っていたのか。
わからないことはたくさんある。
でも、ミヨモンが無事で……
「ほんとうによかった____」
ミヨモンが起きたのは、それからしばらく経ったときだった。
「鈴………?」
「ミヨモン、起きたの?」
「うん……デジモンカイザーは?」
「逃げたよ」
「よかった……
でも、どうして進化できたのかな?
ダークタワーがあったのに……」
「わからないよ…なんで進化できたか、なんて」
偶然だったのか、それともなにか特殊な要因があったのか……
「わからない事ばかりだよ……」
私たちがいだいた疑問を答えてくれる人は、誰もいない。
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