海のような君へ

□新しい旅と出会い
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「デジモンカイザー、ダークタワー、イービルリング………」

「デジモン達が教えてくれたの、すごく嫌なことばっかりだね……」

「そう、だね……」

このデジタルワールドでは、現在選ばれし子供である子が、デジモンカイザーとして支配している。

そしてデジタルワールド中に建てられた黒い塔…ダークタワー…

デジモン達の話だと、このダークタワーのせいで進化できない。

イービルリングはデジモン達を支配するためのもので、ダークタワーがある地域では洗脳されてしまう。

「なんで、だろう………ね。
同じ選ばれし子供なのに」

「ほんとにあいつ、選ばれし子供なの?」

不服そうなミヨモン。

「うん、そうだよ。
間違いない」

「なんで断言できるの?」

「それは………口では説明できない」

自分でもよく分かってないから……

「鈴が言うなら……間違いはないと思うけど………
でも、僕は許せないからね」

「うん、今はそれでもいいよ」

私はミヨモンを抱える。

「今、私が何をできるのか分からないけど………
とりあえずダークタワーを壊しに行こう」

「けど……僕じゃ壊せないかも……」

「やってみなきゃわかんないじゃん」

「うん、そうだけどさー」

私はミヨモンと一緒にダークタワーのある地域までやってきた。

でも………

「……イービルリングのついたオーガモンが…」

オーガモンは成熟期、成長期のミヨモンが勝てるはずがない……

「これ以上は無理かも。一旦、引こう?」

「うん、そうだね」

その場から逃げようとしたが、私のミスで音を出してしまった。

「誰だ!!」

「しまった……!!」






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