空10題-曇・雨編


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今にも泣き出しそうな
三橋は雨の日になると、調子が悪くなる。

まるで夜のよう
それにしても何て不可解な病気なのだろう。

気が重くなりそう
まさかと思いながら、心のどこかでやはりと思った。

雨空の詩を
三橋がまさにその「不思議な力を持つ者」ではないだろうか。

曇り空の下
表面的には何事もなかったように、過ぎつつあった。

静かに降る
どうしても投げて欲しい。三橋はその願いを静かにきっぱりと跳ね除けた。

頬伝うは
意外と上手くいく。三橋は思いもよらない結果に驚いていた。

新しい傘
どうして「先生」は野球部員だけの秘密を知っているのか。

雨の奏でる音楽
大事なエースの利き腕を掴むなんて許せない。

この雲から降るのは
聡明な名君になるか、恐るべき暴君になるか。



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