-*[メイン]ブック[裏]*-
□プレイボーイ-セイ- 〜ミュージシャンの彼は寂しがり屋!?〜
2ページ/2ページ
菜々子との出会い、其れは俺が小学校1年生の時なんだけど〜♪
入学式から数日後…―
当時は小学校6年生が上級生として新入りの1年生の面倒を見ていた。
-例の朝の触れ合い時間-
長い黒髪の巨乳お姉さん、菜々子。
旧姓は上田 菜々子。
菜々子はフリーダムな下級生との交流時間に黒板に壮大な絵を描いていた…―
其れは森と海を水色と黄色を足したチョークで描いた緑と水色の美しい水面…チョークにしては美しい絵だった。
「「うわぁ〜…お姉ちゃんすごぉい!!」」
俺以外にも既に何人かの同級生が釣られてたが…
菜々子は特に反応せず、黙々とガリレオの様に書き出しては消していた…―
先生は苦笑気味に小学1年生達に相槌していた。
「お姉ちゃ〜ん!!空にアソパソマン描いてぇ〜!!!」
とか小学1年生らしいリクエストも聞こえたが…
菜々子はスルー…―
先生に説得されるとやっとリクエストに答えたがアソパソマンも影がリアルで何か迫力があった。
「わ!!このアソパソマンなんかデンオウより迫力あるよ!!」
って某ライダーを超えたと発言する小学1年生も居たが…―
俺はというと海と森に更にはアソパソマンにまで謎の感動を覚えてハートに何らかのメロディが浮かんだんだよね。
俺はなんたってその時から楽師だからね〜♪…―
メロディを手元に持ち歩いてた手のひらピアノを吹く楽器を使い、和音を使い吹いて奏でた。
そのメロディはアソパソマンを連想するメロディだがテンポなどにアレンジを強めに入れて伴奏は絵の風景のイメージ通りなゆったりテンポで緊張感もあるメロディラインでアソパソマンメロディは絵の通りかっこいいテンポで奏でていた。
その時、周りは俺の演奏に魅せられて黙ってしまったんだよね〜♪…―
『私の絵に合わせたイメージなの…!?』
今までツンとしていた菜々子だったが聖太郎の演奏に魅了されて驚いた様にそう呟いた。
「そうだよ。お姉ちゃん」
此れが僕らの出会い。
以後離ればなれでも
僕の曲にイラストを付けたり
彼女の絵に曲を付けたりと
交流を深めて
何時しか結婚するに至った。
だけど、彼女は何時でも芸術が一番で
俺はその寂しさから他の女を抱いて。
その女は菜々子からの紹介だっただけに、尚更不味かった。
.