pure love

□関係
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各学校がそれぞれ集まり、開会式が始まった。







参加校は東京から青春学園、氷帝学園、聖ルドルフ学院(観月・裕太)、山吹中(千石・亜久津)、不動峰(橘・神尾・伊武)

神奈川から立海大附属。

千葉から六角中(葵・佐伯・天根・黒羽)

大阪から四天宝寺。






各学校の部長(代表)や顧問を紹介し、次は手伝いの紹介をすることになった。




『(き、緊張する…)』




りんは普段それほど緊張するタイプではないが、大勢の生徒を目の前にしてカタカタと肩を揺らしていた。




「小坂田朋香です!よろしくお願いします。

あ、リョーマ様〜!!」




朋香がリョーマに向かって元気良く手を振る姿を見て、りんは『すごいなぁ』と心から感心していた。




『(雪ちゃんも、絶対緊張しないよね。
そうだ、雪ちゃんどうしてるかな…)』




今は美術部で、コンクールに向けて合宿中だろう親友を思う。




『(この合宿のこと話したら、すごい色々言われそうだな…)「…ちゃん、」



桜「りんちゃん!」



『は、はい!』




りんがハッと気付くと、桜乃がキョトンとした顔でマイクを差し出していた。




桜「次、りんちゃんの番だよ」



『あ、うん』




慌ててマイクを受け取り、一歩前に出て目線を前に送ったが、




『(き、きき緊張するよ〜)』




皆の視線が一斉に注がれ、恥ずかしくて顔が真っ赤になる。






不「クスッりんちゃん可愛いなぁ」



リョ「もの凄く挙動不審っスけどね」



手「…………」




今にも緊張で倒れそうなりんを、青学メンバーはハラハラしながら見守っていた。




『せ、青学のマネージャーの、越前「あ、りんやー!!」




声がした方を見れば、金太郎がピョンピョン飛び跳ねながら手を振っていた。




『(あ、金ちゃん)』




「おーいおーい」と大声で自分を呼ぶことを恥ずかしく感じながらも、りんは小さく手を振り返した。




白「金ちゃん、静かにし」



金「えーええやん別に〜」



千「白石のゆう通りたい。皆見とるよ」



財「…めっちゃ戸惑ってるやん、あの人」




財前の言う通り、さっきよりも視線を注がれりんはあからさまに慌てていた。




『越前りんです。

い、一生懸命頑張りますので…よ、よろしくお願いします…!』




ペコリ頭を下げ、バビュンと勢い良く消えていった。



その光景を見ていた皆はというと…









仁「ク、クク…なんじゃアレ、面白いのぅ」



柳生「仁王くん、笑ってはいけませんよ」










岳「はは!りんおもしれー!」



跡「(…小動物)」










千石「ちょ、ちょっと何あの可愛い子!俺ど真ん中なんだけど!」



亜「うるせぇ」








様々な印象を与え、いよいよ合宿は始まった。
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