pure love

□夏休み
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*りんside*



関東大会が終わって、数日が経ちました。

青学の皆は、全国大会に向けて毎日頑張ってます!















『お疲れ様です!』




全国大会を2週間後に控え、青学テニス部は練習を重ねていた。


夏休みに入ったため、私も毎日マネージャーとして練習に参加している。




桃「おっサンキュー」



大「ありがとう」




試合を終えた先輩達が、笑顔でタオルとドリンクを受け取ってくれた。




不「あ、そうだ。りんちゃん最近ストリートテニス場に行ってる?」



『?最近は行ってないですよ』



不「裕太がね、最近行ってるらしいんだ」



『そうなんですか?』




(裕太さん、元気かな)




会いたいな。


練習がない日に行ってみようかな。













−日曜日−



久しぶりに練習がないのでストリートテニス場に行く事にした。


お兄ちゃんも出かけたみたいだけど…どこに行ったんだろう。




『いってきます!』




テニスウェアを来てテニスバッグを持ち、元気に家を出た。










ストリートテニス場に着いたは良いけど…




(…誰もいない、)




コートには1人もいなかった。

夏休みだからてっきり沢山いると思ってたのに。




(どうしよう…)




このまま帰るのも嫌だったからベンチに座って待つことにした。


暫くぼーっとしていると、急にボールを打つ音が聞こえた。




『??』




何処から聞こえてるんだろ、と辺りを見渡してみる。
音のする方に歩いてゆくと…




柳沢「観月!ちょっとは手加減するだーね!」



観「んふっ柳沢君、負け惜しみは良くないですよ」



裕「ったく先輩達、ちょっとは変わって下さいよ」




コートに柳沢さんと観月さん?がいた。

ベンチには不満顔の裕太さんが座っている。




『…裕太さん!』



裕「りん!?」




裕太さんはすごく驚いた顔をして、ベンチから落ちそうになった。




裕「何でここに、」



『たまに来るんです。
不二先輩から裕太さんも最近打ちに来てると聞いて…』



裕「兄貴が?」



『はい!でも、会えて良かったぁ…』




そう言って笑ったら、裕太さんの顔が少し赤くなった気がした。


今日は暑いもんね。




柳沢「あれ!りんちゃんだーね」



『柳沢先輩、こんにちは』



柳沢「偶然だーね!相変わらず可愛い!」



観「おや、君は…確か越前君の妹の…」



『越前りんです。はじめまして』




ペコリ頭を下げる。


でも、何で私のこと知ってるのかな。




観「んふっ柳沢君が可愛い子と知り合ったと話してましたから」




(そっか、それで…)




そんなに顔に出てたかと思うと恥ずかしくなる。




『あの、コート増えたんですね』




前に来た時よりコート数が増えていた。
だから、裕太さん達がいることもわからなかった。




杏「創設したのよ」




振り返るとそこにいたのは杏ちゃん。その隣にいるのはー…
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