beloved

□月夜
2ページ/8ページ




俺の大好きな子は、丸い目を柔らかく細めて、『白石さん』と優しく呼ぶ








一緒にいればいるほど、離れ難くなるとわかっているのに







それでも傍にいたいと願ってしまう……どうしようもない自分がいる










俺は焦がれる想いを抑えながら、夜空に浮かぶ黄色い月を見つめていた。










月夜

次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ