beloved

□てのひら
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小さくて、白くて、華奢で









あの手を握った時、ずっと傍で守りたいって思った












けれど、







彼女はいつも、俺じゃない存在に守られていて















ただ、濁りのない瞳に、俺だけを映して欲しかった













ただ、それだけだった










てのひら

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