12/20の日記

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嘘がつけない攻め×想いを伝えたい受け(くりみつ)※未完
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「でも、こんな僕が好きなんだろう?」

自信満々にそう宣った燭台切に、大倶利伽羅は何も言い返さなかった
整った眉はきりと上がり金色の単眼はすっと前を真っ直ぐに見詰めていて、とても法螺を吹いているような雰囲気ではなかったからだ
心からそう思ったから口にした
そんな顔をした燭台切に、大倶利伽羅は何も言わなかった
否定出来なかった

「だいたい僕は言葉通りの伊達男で常にかっこよくてよく切れる刀で、そしてそれは伽羅ちゃんだって同じだろう?」

大倶利伽羅が黙っていると、燭台切はぺらぺらと勝手に言葉を続けた
いつもこうだ
しかし、大倶利伽羅はそれに関してもやめろとは言わない
拒絶は出来ない

「伽羅ちゃんは僕に負けないくらいかっこいい刀で、よく切れるし優しいし慣れあわないとか言いつつも笑うと可愛いし心も広い。なんだかんだいろおろ手伝ってくれるし頼まれたら断らないし真面目だし頭も切れるし優しいし」

「優しいが2回あったぞ」

「こうやってむやみに言葉を飾らないでシンプルなところもかっこいいし間違いは指摘してくれるし今朝もゴミ出し手伝ってくれたしよく食べるしあと手が大きいのがかっこいい!」

燭台切は次々と言葉を生み出し、大倶利伽羅はそれをほぼ黙って聞いていた
褒めているのかいないのかわからないようなセリフを排出する燭台切に、

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