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□第一章
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「あっちゃん…」

僕のすぐそばでそんな声がきこえた。

目が覚めるとすぐそばに一人の女の子が座っていた。

彼女はなんだか悲しそうな顔をしていた。

僕が目が覚めたことに気が付いた彼女は少し嬉しそうに笑った。

なんだか僕も嬉しくなった。


安心してなんとなく眠りについた。



起きた頃にはもう日は沈んでいた。

彼女はもういない

ふと思い出す。

隣にいたあの子は誰なんだろう?
何処かで会ったような気がする。


そもそも俺は一体何者なんだ?どうして病院にいるんだ?

そういえばあの子は俺を「あっちゃん」って読んでたな…



彼女なら何か知ってるかもしれない。

また彼女が来るのを待とう。そこでいろいろ聞くことにしよう。


さすがに今日はもう来ないだろう。
もう寝よう。

お休み?
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