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□第一章
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すこしたつと看護婦さん?が白衣を着たヒゲ親父を連れて来た。
多分、格好からして医者であろう。
「やはり、こうなってしまったか…」
「やはり?」
「うむ、君は車に轢かれその際、頭を打って気絶し、ここへ運ばれて来たのだ。」
「そのせいで記憶喪失に…」
「そうだったのか…」
そういえば、頭が少しいたいな…
「記憶は戻りますか?」
「いまの段階ではまだ解らん。」
「そうですか…」
「もうじき親御さんが来るだろう」
「とりあえず寝て待つといい」
「解りました…」