★short novel★
□happy birthday
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カチッ
カチッ
時計の針が動く。
すでに16時を過ぎていた。
なのに私のクラスのHRは終わっていなかった。
てか、終わる気がしない。
16:10
私の彼氏、ナツと下駄箱で待ち合わせしているのは16:00。
もぉ10分も過ぎてる…
先生を睨んでみたけど効果無し。
早くしてー!!
『……それでは終わります』
このクラスから下駄箱まで約3分……
どぉせ遅刻だけど、なるべく早く行きたい。
だって、
今日は私とナツが付き合って半年の記念日なんだから!!!
『令』
ダッ
猛スピードで教室を出た。
久し振りのデート♪
休む中にお化粧を直したりして、かなり気合いをいれていた。
急いで階段を下りると、
『遅せぇ!』
私の大好きな彼、ナツの姿。
『ごめん!!HRが長引いちゃって』
本当、担任有り得ない!!
こんな大事な日にHRを延ばすなんて!
『ま、仕方無ぇし、さっさと行くぞ!』
そぉ言いながら手を私の方へ向けてきた。
『うん!!!』