貴方に出会えたこの奇跡

□5話
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朝食後、沖田さんをお風呂に入らせて、片付けを済ませた私はクローゼットを物色していた。





理由は沖田さんに着せる服を探すため…沖田さんの服を一緒に買いに行きたいんだけど、流石に今の沖田さんの格好は目立ちすぎる。









「確か前にお父さんが忘れていった服があるはずなんだけどな」


「…何してるの?」







お風呂から上がったと思われる沖田さんの声が背後から聞こえた。










「あ、沖田さん。今ですね沖田さんに着せる服を………って何で服着てないんですか!!!//」







後ろを振り向くと、腰にタオルを巻いただけの何ともフェロモンたっぷりの沖田さんの姿。





本人は至って平然な顔をしているけど…私には刺激が強過ぎなんですが…。





もともと、テレビとかで見るイケメン俳優なんよりも格好良いし、濡れた髪をタオルで乾かす姿に見惚れてしまいそうだった。







そして、胸にある無数の傷は、壮絶な時代を生きている証なんだなあと思った。









「だって、お風呂から上がったら僕の着物なかったんだから仕方ないでしょ」


「そうだった…直ぐに見つかると思ってたから洗濯しちゃったんだよね…うーん、ちょっと待ってて下さいね!」








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