LOVE WARS


□恋する乙女は最終兵器彼女。DAY3。
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壁に背中をピッタリとつけて、次の出方を待つ。

嫌な銃撃戦。

銃撃戦は嫌な思い出しかない…、アイツに守られてばかりだから、北の小屋では、身代わりになって銃弾の前にアイツは倒れて…死にかけたんだ…。


嫌だ迷惑かけたくない。



最近は錬金術よりか、銃を持つ事が増え過ぎた…訓練とは言えど、震えてしまう…。訓練じゃない!本番だ!!

手に残る感覚がないと言われていても…それは…。
違う…嫌だ!!


引き金を引いた瞬間はとても悲しくてはかなくて…。
「鋼の見るな!!」

咄嗟にロイはエドを抱き寄せ顔を埋めさせた。

「怖いっ!!」


確実に、捉えて確実に仕留めてゆく、
そんな、リザ中尉にオレは軍人として心底惚れた。

「すげえ!!」

「大将!どうした!!あれだけ訓練で、やってただろう!怯むな!!」

そう、教えられた通りにすれば良いんだ!!

ただ必死だった、思う様に撃てなくて…。

「エドワード君!!使いなさい!!しっかり残数も確認するのよ!!」

オレは弾切れをしたコルトポケットを投げ捨て中尉の愛用の銃を構えた。

「躊躇しないで!!」




一通りのあと、オレは床にしゃがみこみ動けなくなった。

訓練とは違う…。
訓練とは…。

「鋼の?甘えるなよ…。戦場じゃ、こんな甘いもんじゃない。立て…」

「…。」

「今すぐ立て!!」

「あぁわかった…」

オレは大きく息を吸い込み、落ち着きを戻したが…、何なんだ…何かが違う…。

この感じ、違う…。


嵌められた!!!

オレは咄嗟に叫んだ。

「全員、逃げろ!!」と…、



   ◆◆◇◆◆◇


 多少場慣れしてるとはいえど、瞬時に下された判断力は、見事しか言いようがない…そのおかげで私の大切な部下達…いや…仲間達を誰一人と失わずに済んだのは確かだが…。

 瞬時の鋼のの叫び声に指を擦り合わせいた、焔には焔で…だが、ファイヤーウォールは微妙に間に合わず、爆風に晒され飛ばされた…、

そしてこの様か!!



目を覚ました時にはけたたましいサイレンの音と、沢山の軍関係者が現場に入っていた、私自身も誰かの手によって手当てを施され、
私は、鋼の姿を探した。



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