LOVE WARS
□可愛いあの子が誘拐されただ…!?
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今思えば、あの子がトラウマ持ったり、怯えたり、体調悪くなったりした理由は私にあると思う、なぜならら、事の後のケアをミスったからだ。
もっと大切にしてあげるべきだった。
もっと優しくしてあげるべきだった。
気の使い方も全然足りなかった
怯えて奮えてるあの子を強引に寝かしつけたり、食事させたり、介抱とは言えないだろな…。
逆に痛めつけて恐怖を植え付けていたかも知れない。
随分冷たかったと…。
あの時もうちょっと…
後悔しても、もう既に遅い…。
あの子は今でも本当に私の事を許してくれてるのだろうか?
鋼の…。いやエドワード、こんな俺を許してください。
◆◇◆◇
◇可愛い
あの子が
誘拐◆◆
された◇
!?◇◆
◆◇◇◆
それは、目の前で起きた事。気になり始めた頃だろうか?少しからかい半分で、嫌がるあの子を誘い出した。
酷い雨の日で人々の動きも、遅く…
そして私の目の前で何者かに腹部を殴られて、気を失ったあの子は、車で連れ去られた…。
それも瞬きの間だ…。
車を追いかけるにも、神風様に動く犯行グループの見事さに開いた口が閉じなかった。
あの子、鋼のは、簡単に誘拐されてしまった。ちっちゃいあの子の腕と足をもぎってしまえば、動けなくなる。
嫌な予感は的中した。
案の定、手紙と共に鋼のオートメイルが送られてきた。
「犯行グループの目的は何だ!!
前線に検問を設置せよ。
しらみつぶしに、草の根分けてでも探しだせ!!
ローラー作戦開始だ!!」
「言ってる事がめちゃくちゃです大佐…。」
まずは、大佐が落ち着かないと…。
何か要求がある訳でもない…。とりあえず預かってるとだけ…。
送られてきた、機械鎧。
激痛を伴っただろうに…。
いって…強引に外された…。動けない…錬成も出来ない。俺をどうするんだろう。真っ黒で何も見えなくて狭い…。寒い…。
「チクショー!
ここ何処だよ!!
こっから出せよ!!
何で今更こんな目に会わないといけないんだよ!!」
「黙れ!!クソガキが!!」
とりあえず、騒いでも仕方ないと思い諦めてみた。
にしても暗い。
何で…
あの、大佐が呼びつけるから悪いんだよ。
明るい所に出たい…。
身体中が痛い…。
上手くバランスとれない…。足も手も持って行って、手足も縛られて、寝返りもうてないじゃないか…。
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