短編(REBORN!)

□旧短編
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近すぎて









僕らは近すぎた。お互いを愛しすぎたんです。

「ボンゴレ、お別れです。」
「そうだな。」

だけど、悲しい事に、僕が居なくなっても貴方は変わらない。
ただ、淡々と毎日を過ごす。僕と出会う前の様にね。

「何も、思わないのですね。」
「いけないか?」

さも当然と答える目の前の愛した人に、自分はその程度だったと言われたような気がした。

「クフ…貴方らしい。」

冷めた目で見つめられ、彼が本当に何も思っていないと改めて知る。
僕も弱くなったものだ。人一人の言動や表情に、こんなに振り回されて。

「Arriuederci.」

軽く口角を上げたが、上手く笑えているだろうか。
震える声に、気持ちを悟られない様気をつけながら、手にした拳銃の引き金を引いた。




END

オチなし山なし←
突然過ぎる死ネタでごめんなさい。


再録20100113

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