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□赤マル
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銀魂〜新八目線〜
「はぁ〜…、神楽ちゃんったら何でジャンプ買い忘れたんだろ…あれだけ言ったのに」
おかげで僕がわざわざコンビニに行く羽目になったじゃないか…
「寒いなぁ…」
―コンビニ到着―
うわぁ…
レジの店員さんチャラいお兄さんだなぁ
何か身だしなみチェックしてるし…
レジ行くのやだなぁ
でもレジこの人しかいないし
仕方ないか…
ウィーン
「…………………」
「…………………」
いや、いらっしゃいませとか無いのかよ!!!!!
普通言うよね!?お客が入ってきたら言うよね!?
アレ?言わなかったっけいやいや言ってたよ!普段は言ってた!
はぁ…、、、
見た目まんまで不真面目な人だなぁ…
ジャンプジャンプ…
銀さん珍しく赤マルって言ってたよな…
「今回の赤マルは俺のカッコイイポスターがつくから買って来い!!!」
「いや、銀さんも居ますけど銀さんを含めた攘夷時代の皆さんのポスターですよね、コレ完全に、ジャンプに載ってますからちゃんと見てくださいよ…」
「ちゃんと見たわ!ナメんじゃねぇええ!!俺が真ん中でカッコよくキマってるから俺のポスターなんだよ!」
「まぁ、ここの管理人も銀さんのポスターでもいんじゃね!?とか言ってますしね…」
「とゆーことで買って来い!」
「あーもー、わかりました。甘いもの食べちゃダメですよー」
「お前は俺の母ちゃんか」
「何でクロス元帥なんですか」
赤マル…
あ、ここのコーナーだ…
って
ジャンプ付近がエロ本とかエロ漫画ばっかなんですけど…!!!
何でここのコンビニ…
ジャンプとエロ本の距離がこんなに近いの!!!
異常なほどに近い!
行きづらっ!
近寄りづらっ!!!
これ、前の道を知り合い通って見られたら勘違いされかねないよ!
しかもジャンプは見つかったけど赤マルが今の一瞬じゃ確認出来なかった…!
くそ…
「探す」という行動も取らなくてはならないのか
どうする…!
正々堂々と
「僕はジャンプしか興味ありません、周りのものなんか視界にすら入りません。さぁ赤マルジャンプを買いますよ、OK、420円!」
的なオーラを放ちながら赤マルを探すしかないか…
…………………………。
いやダメだ!!!
僕にはそんな勇気は無い!
ほらだって今も後ろの棚にある文房具のコーナーで探し物してるふりしながらたまにちゃんと赤マル置いてるかチラ見で探してるしさ!
ぼ、僕には無理だ…
せめて…せめてこの本があるコーナー付近に人が居なければ…!!
人さえいなければ僕だってもっとちゃんと探せるし、赤マルがあれば発見次第買える!
きっちりジャンプと間違えることなく赤マルジャンプを買うことが出来る…!!!
だが現実はおっさんがエロ本コーナーの真ん前で何かを読んでいる…!!!
その本がなんだろうと今の僕には関係ない
人が居るのが問題なんだ…!
あぁ…銀さんよくこんな状況で
こんな環境で買えるな…
すこし感心しましたよ
神楽ちゃんもきっとこんなの何にも考えずに買っちゃうんだろーな…
ウィーン
「ありがとうございましたー」
結局買えなかった…
買う勇気なんて僕には無い…
ってか
帰りはちゃんとあいさつするんですね、チャラい人
若干見直しましたよ
かなりの小声だったことは気にしないでおこう
だって…………
僕だって…
赤マルジャンプのひとつもろくに変えないダメガネなんだから…!!!
人のことをとやかく言う権利なんて無いんだ!!
「はぁ…、どうしよう。古い本屋でも行くかな、一応売ってるだろうし」
―――――…
――――…
―――…
――…
「新八、ダメガネっぷりを発揮」
「神楽ちゃん、うるさい」
あとがき---------------------
はい!
実話です 笑
わたくし桃の体験談を新八君にやってもらいました口調が分かりづらいんだよ新八君…!!!
いやーホントに困ります;
ましてや購入品が週間少年ジャンプですからね
少女が少年ですから、ホントにそれだけでも買いづらいのに
エロ本って…!!!
配置変えてください日本のお偉いさん!!!
※ちなみにアタシは結局ユニー&ア○タで有名なア○タの本屋さんで、表紙を下にしながらレジまで運んで買いました;
そうですヘタレです
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