光を掴む者 闇に堕ちる者
□6.三大奥義VS禁忌!!闇に呑まれた二人
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「・・・ハァハァ・・・参った。どうしてこんな事になったんだ。私はどこで大きなミスを犯した!!」
これは、ルニスとウルが戦い終えた後に、彼女が漏らしたセリフである。そう、運命は少しずつ狂い出していた。
「さて、誰もいなくなったな。闘技大会も中止になったようだし、俺達四人でどうするんだ?」
あの後、もう一度会場に戻って見たものの、やはりゼクス達以外は誰もいなかった。
「行方不明が三人いて、もう一人は敵となった。・・・組織的に、壊滅状態ね」
冷静に分析するのはレイだ。もちろん行方不明の三人とは、ルニスとディミス、そしてエクスだ。まだ四人はその三人がどうなったかを知らない。従って、ダーク・バインドと言う組織が機能しない。それどころか、次の目的地が定まっていないのだ。・・・と言うことで、頼れる情報屋に向かうと話し合いが進んだ。
「・・・情報屋か。俺はここで待ってるよ」
いよいよ中に入ろうって所で、いきなりゼクスが口を開いた。レイは何となく理由を知っていたようだが、あえて口にせず、アクアとシェクの質問をスルリとかわした。なので、三人で中に入る事にした。
「・・・嫌な空気ね」
いつも明るい性格のレイも、さすがにここではおとなしかった。逆に、慣れているアクアは、カウンター席を陣取ると、二人を手招いた。
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