研一妄想小説


「イエローキャブ」
2ページ/33ページ

「ユウジの為に操作方法教えておいてやるよ。お前、今日朝まで通しだろ?いい暇潰しになるぞ〜。」

グレッグがニヤリと厭らしく笑いながら僕に操作方法を教えてくれる。

今は誰も居ないその部屋に、女性の宿泊客らしく適度に散乱された服が映る。

「さすがにシャワー室には付けられないんだ。湿気があるからな。でも、脱衣場はここ!5番モニターだ。」

グレッグは一通り操作方法を僕に教えると、

「おいユウジ、感謝しろよな!せいぜい今晩は楽しみな。俺は上がるけど、明日話聞かせてくれよな?じゃあな。」

とロッカーへ歩き始めた。




午後6時。

彼女は外から帰って来た。

フロントにいた僕は

「こんばんは。今日はどちらへお出掛けだったのですか?」

と、挨拶をする。

彼女は、

「少し広場に行ってました。それと、これを買いに。」

と、サンドイッチ屋の袋を僕に見せた。


(あっ!!)


僕は確信した。やはり彼女は日本人だ!!

今まで長く言葉を交わさなかったけど、やはり日本人だ。

彼女の英語には日本人特有の訛りがある。

そんな僕をよそに、彼女はニコっと微笑んでエレベーターに歩いて行ってしまった。


ますます彼女に興味が湧き始めた。

しかも、その彼女をこの場所から今夜モニター出来るなんて・・・・・。





午後11時。

僕以外の従業員はフロントオフィスには居なくなった。

朝5時までは、誰もこのオフィスには来ない。

少ない宿泊客も全員外出から部屋へ戻ってきていた。

僕は念のためオフィスの外を見回した。

誰も居ない。


(よし。)


僕はいけない事をこれから始める。

震える手をモニターの電源に持っていく。


(カチ!)


モニター画面にさっきグレッグと見ていた脱衣場が映った。

彼女は居ない。



今度は部屋全体を広い範囲で見れる1番にスイッチを切り替えてみる。


(いた!)


彼女はベッドの上で寝ている様子だった。


(もう寝てしまっているんだな。どんな寝顔なんだろう?)


僕は、ベッドがアップで映る4番モニターにスイッチを切り替えた。


「あっ!!!」


僕は顔が高潮した。




そこには・・・

はだけた胸をまさぐる彼女が映っているのだ!

色っぽい顔で口を開き、胸の先端を細い指で摘んでいる。


「うぅ・・・まずいっ。。」


僕の足の付け根はみるみる硬直していった。


(こ、これじゃ、まるでAVじゃねえか。)



『ユウジ、音だって聞けるんだぜ。』



グレッグの言葉を思い出した。


(いいのか、僕こんなことして・・・。しかも今は勤務中だぞ。)


頭とは裏腹に僕の股関がグレッグの用意した悪知恵に導かれていく。

ヘッドフォンを耳にあて、スイッチをオンにした。


「ァ・・ン。」「うぅ〜ん。」


彼女は顔を赤く染めながら、甘い息遣いをしている。


(ドクン!)


僕のソレが脈を打った。


(ダメだ。我慢出来ない!)


僕は再度周りを見回した後、ズボンのファスナーを下ろした。

僕のものはもうガチンガチンに引力に反して上を向いている。


「ぁん。」


小さな声を上げる彼女。

胸を触りながら、反対の手がパンティの中に入っていく。

僕は露になった根元を掴み、夢中で動かした。


彼女の動きが変化していく。


「ぁっ!」


(まずいよ・・・・この顔。)


彼女は身体をくねらせ、腰を高く上げたと思うと、


「んんん〜。。。」

と、男を魅了する甘い雌の鳴き声を漏らして頂点に達した。


(うっ、やばい。)


快楽の余韻に腰をクネらせる彼女をモニター越しで見ながら、僕はクライマックスに入った。



(逝きそ。。。)



僕は手を動かしながら、机に置いたクリネックスのボックスからティッシュを3枚抜き取った。


そのティッシュをテカテカの先端に被せ、もだえる様な彼女の動きを見ながら・・・


「うぅ!!!」


僕は逝った。



モニターに目を戻と、彼女はその場で服を脱ぎ始めていた。


僕はティッシュで拭きながらそれに見入った。


(キレイだ)


僕は情けない姿のまま、彼女の裸に見とれた。


(こんな美しい人がなぜ独りで・・・ 相手はいないのだろうか)


(いつも夜出かけると聞いていたが、なぜ今日はどこへも行かないのだろう?)



彼女は僕が憧れる正真正銘の日本人。さっき名簿で確認した。

ナオミ。彼女の名前はナオミ。


こんなにも魅惑的な姿を見せられて、僕は彼女への興味が止めることが出来なかった。



(よし!)


僕はある決意をした。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ