ひなたぼっこ

□ほんの少し進歩
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「足の根も消えている
もう立てるはずですよ」

しえみを降ろす雪男

「しえみ…!」

「おかあ…っ」

「行けよほら!」

ペチンッ

お母さんのもとへ行けないでいるしえみの頭を叩き後押しをする燐

「兄さんやさしくっ」

「サクッと謝ってこいよ
今いっとかねーと 本当に後悔すんぞ?」

「……あ、あの お おかっ」

ガシッ

しえみを抱きしめるお母さん

「バカな娘だよ…!心配かけて!!」

「おかーさんっ ごめんなさい…」



『一件落着ね』
「お前 何もしてねーだろ
、てゆーか 雪男何撃ったんだ」

「栄養剤」

「チッ そーゆーオチかよ…
まぁ いーか」

−助けたのに 助けられたみてーだ…

「なんかいいな こーゆーの」





翌日

「新しい塾生の杜山しえみさんです」

「よ よろしくお願いします」

「お前なんでっ」

「燐っ 奥村先生から理事長さんに
お願いしてもらって入れていただいたの
これからよろしくね!
私 世間知らずで弱虫だから
まずは塾で自分を鍛えようって思って!」

燐の隣に座るしえみ 顔は真っ赤で身体はカチカチだ

「大丈夫か ものすごいカチカチしてるぞ
よくそれでガッコ来れたな!」

「燐のおかけだよ
本当にありがとう!」

「べ べつに俺は…」
「それに 雪ちゃんの先生姿が見たかったからっ」

「……。」










ほんの少し進歩
(そういえば若子ちゃんは)
(すいませーん 遅れました あれ しえみ)
(若子ちゃん私も塾に行くことにしたの!)
(そうなんだ よろしくね)












うわあっ 一巻終了です
遅くなってずみまぜ、
やっと次回から京都といちゃらぶ((

20110809*
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