過去の私と未来の貴方

□ぶっ殺される5秒前
1ページ/1ページ



何時も通り部屋のカーテンを閉め切りゲームをしていた。

そしたら母さんがマイルームに入って来た。

「ゆきのちゃーん、奈々ちゃん家に回覧板届けてくれないかしら?」

『ツーくん家に?』

「そうよー」

そう言いながらカーテンを開ける母親。

『えー、死ぬ思いで学校から帰って来た娘に何て仕打ちなわけー!』

「どうせ帰宅部でしょっ」

『今は楽部と漫研ですぅー』

「ゆきのちゃん、部活にそんなギャップ要らないわよ」

『そんな事ない!
ギャップは大事だよ!
何時も怖いヤンキーが雨の日に捨て犬とかに傘をさしてあげるだけで好感度ガンガンUPだもん!』

「ギャップの凄さは解ったわ
だーかーらー、回覧板届けてっ」

『解ったよー、行ってきますー』

「ゆきのちゃんありがとう!
明日の晩御飯ハンバーグにするわね!」

『マジで?よっしゃー!』

そう言いながら玄関に向かうゆきの。



『ツーくん 最近可愛い女の子とか家に招いてたけどもしかして彼女?!
お姉ちゃんどーしよう?!挨拶しなきゃ!』

そんな事を言っているうちにツナの家に着いた。


ピーンポーン


「‥‥‥はーい!」

『ツーくんやっほー!』

笑いながら言うゆきの。

「ゆきの姉ちゃん!
どーしたの?」

ゆきのにつられてツナも笑う。

『回覧板お届けに参りました!』

「ありがとう
あ!上がって行かない?
ランボ達も会いたがってるだろーし!」


『んじゃあ、お言葉に甘えて上がらしてもらいまーす』



「ゆきの姉ー!」

「ゆきのー!」


我が癒しー!

『フゥ太ー!ランボー!おいでー!』

両手を広げるゆきの。

「わーい!」

ゆきのに抱き着くフゥ太。

『‥‥‥あり?ランボは?』

「ゆきのさん!アホ牛が騒がしくしてすいません!」

ランボを踏み潰す獄寺。

『あ、隼人くん』

隼人くんはツーくんのことを10代目と慕っている友達。
何故か私も慕ってくれてる。
理由が確か
「10代目が姉と慕われているお方!10代目の右腕である獄寺隼人!
慕わずにはいられません!」

なんて誠実な子なんだ。
ツーくんは私を慕ってないよ、ただ単に幼なじみで私が年上だからゆきの姉ちゃんって呼んでるだけだよ。

『隼人くん、ランボ泣きそうだから放してあげない?』

「なんて優しいんでしょう!ゆきのさん!」

そしてランボを放す獄寺。

『ランボー?大丈夫かいー?』


「うわあぁぁああん!」

バズーカを頭から出すランボ。

そしてバズーカはゆきのに向いていた。

『ラ、ランボ‥‥?』


「ゆきの姉ちゃんッ!!」


最後にツーくんが私を呼んでたような気がした。






ぶっ殺される5秒前
(いてて、ここ何処?)(あらら、今日だったんだー)(ど、どちら様?)











【後書き】
次回は10年後にトリップ!
さぁさぁ!目の前に居た人はだーれだ?←
 

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ