短編・中編
□りんご
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軽く睨みを利かせて言ってくる。
「んな事誰も言ってないでしょ」
話がずれてきてるって。
「だってそうだろ?そういう事だろ?」
「違うって、ただ単に…
「俺よりあいつのことが好きなんだろ!」
「あ゛!?」
何勝手に勘違いして…
「だからそんな事誰も言ってな「もういい寝る」
「はぁ!?」
ずんずんとソファーに寄り、勢いよく寝転がるあいつ。
人の家で何勝手に拗ねてんだ!
子供か!カカロットか!
「…っ」
まーた勘違いして、馬鹿じゃないの?
ひとりで喋ってさ、馬鹿みたい。
林檎ごときで…って、これは私も一緒か。
あーもー!
何でこんなことになってんのよぉ!
…はぁ…