はいおとこ 短編集
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――――・・・・・
「出来た!!!」
そう言う君の巻いた包帯はぐちゃぐちゃで・・・・・。
でも、君は一生懸命包帯を巻いてくれた。
「ありがとう、アレンくん。」
私が笑う。
「どういたしまして。」
君も笑う。
(全部 夢・・・・・?
嘘だったと・・?)
【じゃあ、この傷の熱さは?】
「アレンくん・・・・。」
名前をそっとつぶやく。
(貴方に触られたところが、、、焼けそうに熱い・・・・・・。)
「熱いよ・・・。アレンくん・・・。」
リナリーの目から大粒の涙がこぼれる。
(もう一度会いたい)