はいおとこ 短編集
□If I were born again
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「愛してますよ。リナリー」
「私も。」
二人はキスをした。甘い、優しいキス。
――こんな幸せがずっと、続くと思っていた・・・・。
ずっと・・・・・・・・――
--*--*--*--*--*--If I born again--*--*--*--*--
今日は、朝から熱があった。
だけど、みんなには心配させまいと、僕は平然を装うことにした・・・・。
これが、すべての始まりだった・・・・。
――――・・・・・・・・・・
「アレンくん。食堂いこ〜。」
「はいww」
(今のところなんとも無いし、大丈夫。)
そう、自分に言い聞かせてリナリーとともに食堂へと向かった。
====食堂======
「アレンくんは何、頼む?」
リナリーにそう聞かれて、返事に詰まった。
今、何も食べる気がしない。
結局、「部屋で食べたから・・・。」と、適当にごまかし、パンだけを頼むことにした。
ちらっと、隣のリナリーを見ると、とても心配そうな顔をしていた。
だけど、アレンと目が瞬間、すぐに笑顔になった。
食事を貰い、席について、「僕って、嘘つくの下手なのかな・・。」と、考えていたら、リナリーが心配そうに顔を覗き込んできた。
「やっぱ、体調が悪いんじゃない?」
そういった、リナリーはアレンのほうに手を伸ばした。