*戻らない過去*

□無性別
1ページ/1ページ



性なんか要らない。
俺は俺として生きて行く。

そう強く思い、極力男らしくも女らしくも無い可笑しな振る舞いをしてた理由。

兄貴の性的虐待。


年が離れてて、無知な俺は格好の"実験体"だったんだろうなぁ…残念、俺は知ってたよ。
兄貴達が俺にして来た行為の全部。
そしてその意味。

一番上の兄貴が手を出したのは、保育園児の俺。
二番目の兄貴が手を出したのは、小学校低学年の俺。
三番目の兄貴が手を出したのは、小学校中学年の俺。

消えない傷、癒えない心。
その時自分が男の欲の対象で有る事に嫌悪し、同時に女を欲の対象として見る男を嫌悪した。


死ぬまで貫ける、最高の自分を見付ける事が出来た今では…対した傷じゃ無い




[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ