ifsuicide

□ifsuicide 02
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「あっ、やっと来た、。待ったよ、タロー!」

「別に俺は待ってもらいたいとはいってないが」

「ひっどーい。私泣いちゃうぞ」

「勝手にしろ」

玄関ホールに行くと幼なじみの幼なじみの小池美奈が今日も俺を待っていた

家は向かえ同士、昔からの習慣か、いつも帰りは一緒に帰る

美奈が遅くなろうとも

俺が早くなろうとも

一緒に帰る

一時は噂されたりはしたが一緒に帰るのは止めない

唯一俺が落ち着くとこ

「タロー、今日も遅いね、もまた図書室で勉強?」

何時もは美奈が部活遅いが最近は俺が遅い

理由は何時も勉強と嘘をつく。

美奈にも言えないからな

「ああ、そうだ」

「やっぱ受験近いから?私もやらないと結構ヤバいかな」

「お前は馬鹿だからな」

「酷っ、馬鹿っていうほうが馬鹿なんだよ」

「それを言うのは大抵馬鹿が言うセリフだ」

「むぅー」

何時も通り馬鹿な話をしながら帰る

まあ楽しいのだろうが

「で、探しものは見付かったの?」

「っ、何のことだ」

ばれたか、俺が嘘をついていることが

「あっ、家だ。じゃあバイバーイ」

誤魔化された気がする

まだ完全にばれて無いだろう

あそこには俺しか来てないに等しいのだから

俺の胸の中を知らない美奈は大きくこっちに手を振る

「ったくそんな年して恥ずかしくないのか」

まあ手を振り返しとくと

違う事を聞いていたのかもしれない、そうしとこう

美奈にはばれたくない

家の中に入ろうとする

「あっ、タロー!」

美奈に呼び止められる

「何だ」

「あのさ、悩みあるなら相談のるからね」

そのままダッシュで家に入っていく

何が言いたかったんだか


俺は気付かない








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