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□ヴァレンタインですね!!
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クラ「ヴィンセントー」


カダ「ヴァレンタイン!!!!!」


ヴィ「………は?」









ヴァレンタインですね!
















クラ「何でお前出てくんだよ!」


カダ「兄さんのあとをついてきたんだなこれが!!!」


クラ「てめっ…尾行してたんかい!!!」


ヴィ「…何しに来た」


カダ「生意気だよ最近!跪き許しを乞う姿を見せなよ!!」


クラ「どっかで聞いたなその台詞」


ヴィ「何しに来たんだ」


クラ「あそうそう!はいチョコ!!」


ヴィ「…私はビターが好きなのだが」


クラ「マジかよ!ミルク買って来ちゃったじゃん!!」


ヴィ「買ってくれたなら良い。悪いなクラウド」


クラ「……い、いや…照」


カダ「もしもしセフィちゃん?浮気してるよ兄さん!!」


クラ「お前何してんだあぁ!!!」


ヴィ「実はお前の家に行こうとしていたんだ」


クラ「えっ何で!?」


ヴィ「全員分のチョコを作ってな」


クラ「…本当だ!超綺麗…」


カダ「わ―いチョコ―!!!」


クラ「待て!それ俺宛だろ!!!!」


ヴィ「誰が誰のか分からなくなりそうでな。手紙もつけておいた」


クラ「律儀だな!」



カダ「家来る〜?皆いるよ!狭いし汚いけど来なよ!!」


クラ「俺の家だろ!!!!」


ヴィ「そうするか…暇だし」


クラ「暇だったのかアンタ…」

























ヤズ「いらっしゃい」


ロッズ「あ!ヴィンセント・ヴァレンタイン!!」


クラ「なんでフルネーム!?」


ヤズ「あ、チョコ…うまそ」


ヴィ「お前たちの分だ」


ロッズ「やったあぁ―!!」


カダ「美味しいね!何のダシ?」


クラ「いやダシってお前…」


ヴィ「今回はスチーム・ド・ショコラとアマンド・ショコラに挑戦してみた」


クラ「アマンド…?」


ヴィ「ローストしたアーモンドにカラメルをかけ、チョコでコーティング、仕上げにはココアをまぶし、常温で約7日間置くだけだ」


ヤズ「やべぇな…」


クラ「俺たちにそんな手間ひまを…!有り難うヴィンセント!」


ヴィ「暇だったからな」


クラ「どんだけ暇なの!?」



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