過去拍手
□僕が俺で俺が僕?!最終話
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ートントン...
「……………………」
「じゅんす?入るぞ?」
ーバタン...
「じゅんす....」
「...グスン...」
掛け布団をかぶり、すすり泣いているじゅんす。
ゆのはゆっくりとじゅんすのベッドに近づいていき、ちょこんとじゅんすのベッドの上に座った。
「なぁ?じゅ..」
「嫌だよ!!」
ゆのの言葉を遮るようにじゅんすは言葉を発した。
「.........」
ゆのは無言のまま布団から少し見えているじゅんすの頭をさする。
「...ゆのひょん。ぼ、僕....」
「いいんだ。じゅんす。なにも喋るな。」
ゆのはわかっていた。じゅんすの気持ちを。
だって2人とも同じことを考えているから。
「お前も辛いな。」
「.....くっ....グスン。」
いつになったら戻るかわからないまま、2人の中での不安が大きくなっていったのだ。
まるで破裂するまえの風船のように。
、