過去拍手
□寂しがり屋
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―カチャッ
いつも思うことだが仕事終わりに帰ってきて開けるドアは、いつも以上に重い。
「ん?」
私は鍵を置き、リビングへと歩く。
「くっ、、、グスン」
「ゆちょん。。」
私が見た影はゆちょんだった。彼はいつもこうして突然私の目の前に現れる。
ソファーにでも座ればいいのに、ゆちょんはカーペットの上にちょこんと体育座りをしながら私に背を向けていた。
「どうしたの?」
「、、、ぐすん。。」
私はゆちょんを後ろから抱き締めた。
「またヘマしちゃった。ヘヘ」
「.........」
ゆちょんは落ち込んだときに限って私の元へやってきて、
「僕、、足引っ張ってばかりだ。」
私はひたすらゆちょんを抱き締める。彼の震えが止まるまで。
、